トマトが高ければ赤ピーマンを食べればよいのではないか

この時期トマトが値上がりして手が出せない

8月中旬頃だっただろうか。近所のスーパーではトマトが一気に値上がりした。

8月10日に買った3個入り197円(税込)のトマトが切れていたので、8月17日また仕入れておこうと売り場に向かったときのこと。同様の3個入りパックが100円ほど値上がりしていた。夏野菜だからまだまだ楽しめると思っていたのに。自炊1年目の私にとってはなかなかの衝撃でした。

どうやらここ福岡では例年8月頃からだんだん値上がりするようだ。全国的には9月頃には価格が上昇していく。今では1個150円なんていうのはざら。先日2個212円(税込)のものがあり見た目イマイチだったが妥協することにした。それは約1か月ぶりに買ったトマトだった。

栄養面が心配…赤ピーマンがいいかも

トマトが値上がりしてからということ。今まで食べていたものを食べなくなり、栄養面がやや心配になっていた。体に良い野菜ランキングのようなものでは上位に顔を出すことが多いトマト。その埋め合わせはどうすればいいのか、悩みどころであった。

8月27日のこと。ピーマンもやや値上がりしたようで、これも常に冷蔵庫に入れておきたい野菜なので困ったと思った。そんななかある野菜が目に留まる。隣には赤ピーマンが並んでいた。

2個入りで97円(税込104円)。決して安いとは思わない。しかし惹かれるものがあった。なかなか大きさもあり、一人分としては1個を2回に分けてもいいかもしれないと思えるほど。緑のピーマンよりは割高感があるものの、今はこれだと思った。この赤という色に意味を感じたからだ。

求めていたのは赤い野菜!

野菜に含まれる栄養素は色に表れるといわれる。ならば赤い野菜を摂ればよいのではないか。

ところでトマトに含まれる有効成分って何だっけ。リコピン、抗酸化作用、……。

リコピンには抗酸化作用があるということはよく耳にする。しかしトマト以外でリコピンが含まれる野菜って何だろう。赤い野菜にはリコピンが含まれているのか。赤ピーマンはどうなのだろうか。そんなことを思いながら買い物かごに入れた。

リコピンは赤い野菜によく含まれる成分

調べてみると、リコピンというのは赤い色の物質で、カロテノイドの一種だということがわかった。

カゴメのサイトではリコピンについて次のように説明されている。

「カロテノイド」の中でも、とりわけ「リコピン」は抗酸化作用が強く、その作用はビタミンEの100倍以上にもなる

出所: カゴメ株式会社 > もっと知りたい トマトと野菜 > トマト大学 > 医学部 > トマトに含まれるリコピンとは?

リコピンを多く含む食べ物はトマトの他にスイカ、グレープフルーツ(赤色、ピンク色)、杏などがあるようだ。

赤ピーマンにリコピンは含まれているのか

赤ピーマンにもリコピンは含まれているのか。それについてはさほど目立った記事は見当たらないが、以下のサイトには赤ピーマンにもリコピンが含まれるという記述があった。

赤ピーマンはカロテンが豊富! トマトの2倍 緑のピーマンの3倍近く

赤ピーマンにはカロテンが多く含まれる。100gあたりのβ-カロテン当量(カロテン)は次の通り。

  • 赤ピーマン 1100μg
  • ピーマン 400μg
  • トマト 540μg
  • ミニトマト 960μg

参考: 食品成分データベース (文部科学省)

なんと、トマトより多い! ただし重さで考えると、トマトの場合はズシリとしているのでそのへんも考慮する必要はあるが。

赤ピーマンも高い抗酸化作用あり!

赤ピーマンにどれほどのリコピンが含まれているのかはわからない。とはいえ赤ピーマンもどうやら強い抗酸化作用を持つ野菜のようだ。

調べるとあらゆる有効成分の名前が出てきて混乱するが、代表的なものとしてカプサンチンというカロテノイド群の物質がある。これが抗酸化に大いに貢献してくれるという。

カプサンチンには、カロテン以上の高い抗酸化作用があり、善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)の両方の酸化を防ぐ

出所: カプサンチンとは – コトバンク ※出所は『食の医学館』となっている。

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カプサンチン、赤ピーマンの有効作用については他にも、ここではまとめきれないほどさまざまなことがいわれている。

肉厚でおいしい

さて、この記事を書こうと思ったのはもちろん栄養面のこともあるが、食べておいしいからだ。さらに最大の理由は見た目が美しいこと。

私は生まれてこのかた赤ピーマンを食べた覚えはほとんどなかった。あるにはあるが、とくにこれといった記憶はなかった。しかし今回赤ピーマンを何度か食べてわかったのは、明らかに普通のピーマン(緑色のピーマン)より肉厚でおいしいということ。おいしいというのは好みがあるかもしれないが、甘いというのは確かだろう。数値としては。リピートして何個か食べるうちにそれがわかった。もともとピーマンは嫌いではなかったのですぐには気付かなかったが。

気付いたのは食べるよりも調理中のほうが先だったかな。ピーマンを刻むときに私は中側の柔らかい部分をどうやったらいかせるかということを考える。たとえばそこの断面を広くするとおいしいような気がするとか、断言はできないがなんとなくそのように思っている。だから普通のピーマンであればそのためにすごく斜めに包丁を入れたりして小細工する。しかし赤ピーマンの場合はその必要は感じなかった。明らかに肉厚。また、サクッと切れる。これだけの中身があればおいしいのは当然だろう。

赤ピーマンを使うだけで料理の見た目がグンとよくなる!

見た目としても、その鮮やかな色は料理に彩りを与えてくれる。赤ピーマンをちょっと使うだけで簡単な炒め物でも見栄えが一段も二段も上がる。

ではここでせっかくなので作った料理一例。しかしほんとに炒め物ばかり・・・。
赤ピーマンを使った料理(豚肉 野菜ごろごろ 炒め物)
豚肉、赤ピーマン、オクラ、里芋、ブナピー、酒、にんにく、しょうが、醤油、etc.

赤ピーマンを使った料理(鶏胸肉 玉葱 炒め物)
鶏胸肉(甘酒、醤油)、赤ピーマン、玉葱、白ワイン、バター、胡椒、etc.

赤ピーマンを使った料理(いわし 玉葱)
いわし(オリーブオイル、白ワイン)、赤ピーマン、玉葱、白ワイン、etc.

赤ピーマンを使った料理(鶏胸肉 オクラ 炒め物)
鶏胸肉、赤ピーマン、えのき茸、酒、バター、パセリ、etc.

フォルム、色…見て楽しめる野菜

ヘタがついた調理前の赤ピーマンの見た目はとても美しく感動するレベルだ。フォルム、色……。絵に描いたような赤と緑のコントラスト。このファンタスティックな唐辛子のような佇まいには非常にそそるものがある。赤ピーマンは見て楽しめる、そして料理を楽しくしてくれる野菜だ。

以下、美しい赤ピーマンの画像。買い物から帰り袋入りの状態で撮影したものしかないのが残念だ。ネットで検索すればいくらでもきれいなピーマンの画像を見つけることはできるがせっかくなので自前のものを載せておく。

美しい赤ピーマン 1

美しい赤ピーマン 2

美しい赤ピーマン 3

美しい赤ピーマン 4

美しい赤ピーマン 5

赤ピーマンはトマトの代用になりうるか

なかなか長くなったが、まとめとしてこの記事の主題について述べると、トマトが高くて買えなれば、その埋め合わせとして赤ピーマンという野菜はなかなかいい線をいっていると思う。いや、代用と言うには失礼、というか両者それぞれよい面があると思われる。

栄養面については、トマトはリコピンが多く含まれることで有名だ。リコピンには抗酸化作用がある。一方赤ピーマンはというとリコピンについてはよくわからないが、それとは別にこちらもカロテノイドの一種であるカプサイチンという成分を含んでいる。このカプサイチンにも強い抗酸化力がある。以上をふまえると、あくまで言葉での説明上ではあるが赤ピーマンにもトマトに匹敵する抗酸化力があるということになる。

また、100gあたりのカロテン(β-カロテン当量)ではトマトの540μg(ミニトマト960μg)に対し、赤ピーマンは1100μgとまさっている。

味や見た目についても、赤ピーマンはとても魅力的である。肉厚で甘みがあり、料理の見栄えをよくしてくれる。トマトも人気の野菜でその赤い色で料理を引き立ててくれるが、赤ピーマンもそれに負けていない。というよりむしろ今はどちらが食べたいかと言われると赤ピーマンのほうだ。

というわけで、トマトが高ければ赤ピーマンを食べればよいのではないかと思うのである。

赤ピーマンの価格変動

以上のようにトマト買えない問題は解決したのだが、ここにきてまた新たな心配事が出てきた。赤ピーマンがいつまで続くかということだ。実はすでにその楽しみに陰りが見え始めているように感じている。

2週間近く前から大きさのある赤ピーマンが姿を消した。いつも買っていたスーパーの赤ピーマンはどういうわけか小さなものに取って代わられていた。他店を探しても同じく小さなものが売られている。見るかぎりどの店も高知県産のものが並んでいる。以前は高知県産の大ぶりな赤ピーマン、今は同じ高知県産なのに小ぶりな赤ピーマン。いったいどういうことなんだ。値段も割高になっているように思う。さてこの先どうなるのだろうか。

 

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とにかく自炊。毎日続ける。それが大事。

このたび自炊に役立つことをまとめるためのブログを作りました。とはいえWordpressを立ち上げたばかりでまだばたばたしております。できるだけ早めに更新していきたいと思います。